9月5日(土)午後3時から、横浜市神奈川区羽沢南の新築現場で上棟式「餅まき」が盛大におこなわれました。施主は建設横浜神奈川支部の青年部長の佐久間貴毅さん(40才・大工)。当日の建前の応援には、佐久間さんの師匠をはじめ、青年部の仲間たち総勢20人が参加しました。
餅まきが始まる時間になると近所から子どもから年配の方々まで70人以上が集まり、次々にまかれるお餅やお菓子に歓声が上がりました。参加した80代の女性は「餅まきなんて疎開先で見ただけ。また見られるとは思わなかった」と声を弾ませます。
最近は建売などの家が増え上棟式そのものを省く傾向もあります。あまり見られなくなった上棟式での「餅まき」について、「これからここで暮らしていくことになる。地域のみなさんへのあいさつ」と話します。
また、昔は家族が暮らす家の完成をねがう上棟式は、結婚式よりも大事な行事だったともいわれ、いかに家族や地域へのかかわりが大事にされていたのがわかります。
今年初めに弟子をもった佐久間さん。これからの仕事について、「決してぜいたくではないが、(自然素材を使いながら)味のある木造の家を建てていきたい。仲間と一緒に、日本古来の伝統を守り引き継いでいきたい」と語りました。
(花井)