こんにちは、あつです。
前回までの奮戦記で自分ができる仕事について紹介しました。細かい小さな仕事も少しはありますので機会があればこれらも紹介したいと思います。
先日、先輩が出来上がった刷り本を見ていたので何をしているか聞いてみたところ濃度がJapan Colorの基準の範囲内になっているか確認していると言っていました。印刷直後の刷り本と乾燥後の刷り本とでは印象がだいぶ違って見えます。乾燥後は印刷直後と比べてインキの濃度が若干低下し薄く見えます。この事を印刷用語でドライダウンと言います。
ページ物の製品のデザインで塗りつぶしてある物の場合ページ毎に見比べると違いがあることがあります。この事も聞いたところ絵柄に濃度を合わせた事で変わっていると言っていました。塗りつぶされた箇所より絵柄を優先させるのでどうしても違いがでてしまうそうです。このように濃度が変わってしまうので変わった上で濃度が基準の範囲内かを確認しているそうです。
見た目で違いは何となく分かりますが、適正数値等の知識がまだないので、どの程度変わっているか分からず疑問が増える一方でした。今は分からないのは仕方ないと思い、自分が印刷をするときに1つの知識として持っておくだけで少しなりとも力になると思ったので忘れず覚えておきたいです。
仕事に直接関係する事だけでなく、覚えておくと便利な事は探せば幾つも出てきます。今は新たな仕事を覚えるよりも覚えた事をしっかりと定着させ、その技術を向上させたいと思っています。そんな中でも覚えることに又は覚えた後に役立つ知識を持っていれば自分の力になると思います。
何か目標があると自分の成長が目に見えると言う助言をもらったので、小さな目標と大きな目標の2つを持って仕事に取り組みたいと思います。
まず、小さな目標としては現在主に紙出しをしているので癖のついた紙を出せるようになる事です。前にも書いたように紙によって、癖も変わり気温や湿度によっても毎回違うので状況に応じて調整出来るようにしたいです。
大きな目標は現在作業補助としてついている印刷機を機長として任してもらう事です。まだ紙出しだけですが、これから印刷機の知識を増やしていつかは一人で扱う事が当面の目標です。
この2つの目標を持ってこれから努力します。
あつ(印刷加工納品チーム)