こんにちは、ならです。

神奈川労連30周年記念で行われた「機関紙コンクール」の審査に参加しました。このコンクールは組織活動の一環である機関紙づくりをはげまし、活動の発展を目指すために行われたコンクールです。
私は審査を行う一員として参加しました。最初は責任の重さや評価基準に対して、果たして自分は適切な判断がとれるのだろうかと不安でした。しかし、推薦した紙面への意見は一致しているものが多く、結果に驚きました。良い紙面は、多くの人にも伝わることが分かる例となり、勉強になる体験でした。
審査は無事終えることができましたが、気になったことが一つありました。それは、参加団体の皆様に送っていただいた「作るうえでの悩み」です。記事集めや会員の声の反映、作成側の作業の多さなど内容は多岐に渡ります。
「作るだけでも偉い」。これは審査中に他の審査員から出た言葉の一つです。機関紙はどうしても書く側の時間や労力がかかり、問題も多く浮かび上がっていきます。誰のために作る文章なのか考える、焦点の当て方、読み手の心を掴むキャッチコピー、読みやすさを意識しているレイアウト…機関紙づくりをすると、大事なポイントがたくさん見つかります。正解はどれかなんて絞るのは難しい内容です。そうした中で、機関紙を書いてくれる人がいるのはとても貴重だと痛感させられます。
機関紙を刷る私たちは、書く側の方々のお手伝いになれることをもっと見つけられないだろうか、これからも追及していくべき課題だと感じました。