はれのち 創刊号(2017年2月)

株式会社神奈川機関紙印刷所(きかんし印刷)が発行する広報誌です。


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 神奈川県在住・在勤者ならば、大船観音を知る人は多いだろう。JR大船駅から臨む優美な観音像。正式には白衣観音像という名前をもっている。JR大船駅の西側の丘陵に建つ姿は青空に映えて美しい。東海道線や横須賀線の車窓から、その姿に目を奪われることもしばしばだ。 JR大船駅の南改札を出て西口へ。「大船観音入口」の看板がある路地に入り、急な坂道を登る。息を切らしながら坂を登り切ると、観音像を維持・管理している仏海山大船観音寺の山門が現れる。参拝料を支払い境内へ。平日にもかかわらず、境内は地元の人たちや散歩に来た保育園の観音さまの挑戦地域に開かれた寺院めざす大船観音寺JR大船駅ホームより撮影園児たちでにぎわっている。「原爆の火」が  今も燃え続ける 受付などがある伽藍の奥には、原爆の犠牲者を悼む慰霊碑が3基ならんでいる。これらは神奈川県原爆被災者の会が被爆25周年、40周年、45周年の際にそれぞれ建立したもの。当時の被爆者の会の会長と関係者が懇意だった縁から、この地を無償で提供したという。 被爆25周年の記念碑には、広島・長崎の爆心地の石をつかい、地下には広島の被爆瓦とビキニ環礁の水爆実験で被害にあった第五福竜丸の遺品が埋蔵されている。隣には広島投下の原子爆弾の残り火が灯る「核兵器も戦争もない平和な世界を」と彫られた40周年の碑。 45周年の記念碑となっている灯篭には、未来永劫の平和を願う「原爆の火」3 はれのち NO.1


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